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クリエーターコメント:P4Uディレクター
和田
2012年7月06日(金)
Category : クリエーターコメント
皆様こんにちは、ペルソナ広報です。
『P4U』発売がだんだんと近づいてきました!
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どうもー『ペルソナ4 ジ・アルティメット イン マヨナカアリーナ(以下P4U)』
ペルソナチーム側ディレクターの和田です。
さてさてクリエイターコメント第二弾、いってまいりますよー
今回は、主にストーリーモードのお話です。
【ストーリーモードの紹介】
今作、P3、P4から格闘ゲームのキャラクターとして登場しますが、ストーリーモードは各キャラクターのオムニバス形式のお話になります。
最初はP4の4キャラ、主人公(悠)、陽介、千枝、雪子から選択して始まり、一定進行により徐々にキャラクターが解禁されていきます。基本的に各キャラクターの一人称視点でお話が進みますので、客観のRPGイベントとはまた、一風変わった印象に仕上がってると思います。
基本ペルソナ3、4のお話を知らない人でも楽しめるものですが、知っていると3倍4倍楽しめる内容になっていますよ。
[広報より:ペルソナ3を知らない方はPSPで! ペルソナ4をまだプレイされていない方はぜひ、PSvitaで!]
総ボリュームは分岐を含め30~40時間とお伝えしましたが、これはちゃんと音声を楽しんだ場合の時間。ノベルパートには、この手のジャンルのゲームには装備されている簡易スキップやバックログ、オートリロード等の機能をフォローしてますので、サクッと進めたい人も快適にプレイできます。
システム的には、格闘パートをはさみながらノベルパートを進めていく形ですが、格闘パートが苦手な人でも、コンピューター難易度を下げれば全く問題ないレベルですので、ご安心を。
あ、それともう一点。
音声や表示系を、オプションで各々英語仕様に変更できちゃいます。
これって国際的にネット対戦が想定されている格闘ゲームじゃ割と常識っぽいんですが、RPG勢からすると結構すげー話だと思うんですよ。そもそも戦闘中のボイスの長さが同じじゃないと互いに同期しないから。...って理屈だそうで。そしてこの流れで、ストーリーモードでも2カ国語オールイン。だから、気分を変えて「今日は英語でいくぜ!」ってのもアリなわけです。北米版も同様なので、海外の方も日本語で楽しめちゃいますよ。
RPG勢としては、地味に推しポイントですね。
【シナリオの話】
シナリオの制作は、格闘ゲームとしてメインのプロット構築後、各話テーマを決めてライティングしていきました。原作のキャラ描写やシナリオ評価が高いのでプレッシャーも大きかったのですが、ペルソナチームのシナリオ担当がしっかりとしたものに仕上げてくれました。
見どころとしては、P4キャラと新キャラのラビリスの絡みや、P3サイドとのクロスオーバーです。これを描くにあたって相当しっかりとした設定を追加していきました。『シャドウワーカー』という組織もその一端ですね。そしてこのクロスオーバーにもっとも関係しているのが直斗編。
小説『ペルソナ×探偵NAOTO』も同時期に同じシナリオ担当田中が監修してますので、知ってるとニヤリと出来る部分もあるんじゃないでしょうか?
何にせよ、新しい公式設定が生み出されたことは、大変意義があることで、今後にいろいろな可能性を示せたんじゃないかと思います。
ゆるーいお話から泣けるお話まで、各種取り揃えておりますので、是非お試しください。
【収録の話】
とにかくキャストは人気声優さんばかりですので、音声収録のスケジュールは超タイトでした。
さらに収録は去年の秋~年末にかけてですので、時期的に『P4G』 『P4TVアニメ』 『P4U』とペルソナコンテンツ大バッティング祭り。 自社モノだけでも首を絞め合うという状態w 声優さんも、ペルソナ漬けのお仕事で飽き飽きしちゃうんじゃないかってくらい。
収録は、必然から責任者としてほぼ立ち会わせていただきましたが、個人的に一番大変な時期でしたねー
...そんな中とはいえ!
声優さんたちが皆『ペルソナ』というタイトルに対し非常に温かく、思い入れをもって接していただけたのが何よりありがたかったです。おかげさまで、とても雰囲気良く、バッチリ収録させていただきました!
個人的に収録中マジで噴いた一コマ、直斗編で登場する完二(関さん)のやりとり。
※画像はイメージです音声のみお楽しみください
関さんには笑わされっぱなしです。。
...と、結構長くなってしまったので、今回はこの辺で!
次回もよろしくお願いします。
あ!今週からP4Uアーケードではナビゲーションキャラとして陽介、アイギス追加です!是非お試しくださいー
ペルソナチーム
デザインチーフ&ゲームディレクター
和田 和久(wada kazuhisa)